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【改革開放40周年40人】スター保険会長兼CEOグリーンバーグ:上海の発展に知恵で貢献

2018年 12月 17日17:25 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 同じ年、グリーンバーグは朱鎔基上海市長により、上海市市長国際企業家諮問委員会(以下、市長諮問会)会長に任命された。そして第一回市長諮問会(予備会議とも呼ばれる)が、10月に上海西郊ホテルで開催された。

 当時の上海は経済発展の初期段階にあったが、世界レベルの都市を建設するという大きな目標の下で、国内外の市場からの挑戦にも臨んでいた。これらを背景に、当時の朱鎔基上海市長は世界的に有名な企業家12人を招いて市長諮問会を設けた。グリーンバーグのほか、イタリア自動車メーカー·フィアットや、アメリカ穀物商社·コンチネンタルグレインの代表も招聘された。

モーリス·R·グリーンバーグと朱鎔基

 グリーンバーグは市長諮問会の設立について、「今振り返っても非常に重要でした」、と高く評価している。「朱市長は上海をより速く建設するために、なるべく多くの外国企業を招致しようとしていました。そして幸いに皆さんも上海に対して強い関心を持っていたのです」。

 1989年以来、市長諮問会は毎年秋に開かれている。2017年末までに、そのメンバーはすでに46人に増えた。16か国の各業界からのメンバーは、ここで上海政府に様々なアドバイスを提供してきた。グリーンバーグも市長諮問会のためにしばしば上海を訪れた。

 2008年の世界金融危機の際には、為替の自由化について、「上海が本当の国際金融センターになるのに有益だが、今は最善の時期ではなく急いではいけない」、と建設的な意見を述べ、上海の金融界に方向を示した。